第4回 キャラクターデザイン・原画 むちゃ



<0:はじめに>


皆様はじめまして。
キャラクターデザイン、原画を担当しますむちゃと申します。
今作『リアライブ』でヒロインの咲月、歌夜を担当させていただきました。

パープルソフトウェアさんの作品では今作がはじめての参加になります。
と言っても普段は商業や同人でエロ漫画を描いていて、美少女ゲームの原画は昨年に1度経験したのみです。
美少女ゲームに触れている時間もユーザーの皆様の方が遥かに多いかと思います。
なのでこのインタビューを読んだ人の中でも、一番の美少女ゲーム初心者なのでは…?と若干不安になっております。

早速『リアライブ』をプレイしようと考えている方までもが不安に思うような事を言ってしまいましたが、エロ描写や女の子の表情など、エロ漫画を描いていて自信となった部分は美少女ゲームでも活かすことができると思います。
『リアライブ』では、担当ヒロイン達の魅力を原画を通して皆様に伝えられれば幸いです。


<1:各担当キャラクターのデザインのポイント>


キャラクターデザインについて。
まずは一緒にヒロインの原画を担当されている克さんが、とても絵も上手く、表情も可愛く、体も服のしわまでもがエッチなキャラクターを描かれる方なので、語彙力がなくて申し訳ないのですが正直「やばいな」と思いました(笑)
それと同時にこんな上手な方と一緒に絵の仕事ができて嬉しく思いますし、キャラクターデザインにも気合が入りました。

■咲月のデザイン
咲月
咲月はぱっと見が可愛いよりもかっこよくなるようにデザインしました。
性格もスタイルも良い(ヒロイン中一番の巨乳!)世話焼きの幼馴染、という好かれる要素の多いキャラクターなので、キャラデザはある程度自由にやっても大丈夫かなと思ったことと、克さんの描かれるキャラが可愛い系のデザインだったことも影響しています。
最初は髪と瞳の色が紫だったのですが、もう一方の担当ヒロイン歌夜の方も似た色だった為、現在の茶髪に可愛さのあるピンクの瞳に決まりました。
個人的にかっこいい女の子は好きなので、かなり自分の趣味が入ったデザインになりました。

■歌夜のデザイン
歌夜
歌夜は見惚れてしまうようなお嬢様然としたお嬢様(しかし見た目はロリっ娘)という設定だったので、
巻き髪でお嬢様っぽさを、大きめのリボンと短めの前髪で子供っぽさを表現しました。
歌夜のようなロリっ娘は私が普段描かないようなキャラなのですが、逆に自分の好みで元のイメージがぶれることなく、初期イメージのまま現在のデザインまで変更なく決まりました。
歌夜のアイテムである日傘についても、内側に明るい星柄を持ってくることで、お嬢様らしい落ち着いた雰囲気を崩さずに
遊びのあるデザインにできたかと思います。


<2:今回のHシーンについて>


現段階では本編メインのHシーンはまだしっかりと手を付けていないので、自分が思う各キャラのHシーン、エロ描写のどこをこだわっていきたいか、等をを書かせていただきます。

まずは咲月ですが、咲月は主人公とは幼馴染、相棒的なポジションですし、主人公からするとエロい気持ちになりにくい相手なんですよね。
なので「あの優しくてかっこよくて頼れる女の子がHに関してはウブで、こんなに可愛い反応しちゃうなんて…」のようなギャップを大事にしていきたいと考えています。
体つきのエロさは服を着ていてもわかる程なので、絵的には直球なエロさを出せるかと思います。

逆に歌夜は、かなり小柄で胸も上品な大きさ、肌が弱くとても敏感で繊細。
年齢的には年上のお姉さんなのですが、守ってあげたくなると同時に何かいけないことをしているような背徳感があるように感じます。
そうなると主人公との体格差は大事ですね。
かなり強気で自信家な子なので、ベッドの上では普段の威勢の良さからは想像もできない繊細な姿を見せてくれるのではないかと思います。


<3:今回Hシーンでの拘り>


ムチムチと抱き心地のよさそうな体が好きなので、腰回り、太ももはとくにこだわって描いています。
おっぱいが一番!お尻も一番!な方が多いかとは思いますが、私は太ももが一番好きなのです。
ただ太ももが一番映える構図は、日常でふとした瞬間に見るニーハイの食い込み具合だったり、直接的なエロではない気がするのでそこは別に見ていただくとして…

やはりHシーンで女の子がエッチに見える一番の要素はとろっとろに蕩けた表情ではないでしょうか。
咲月
歌夜
これは普段エロ漫画を描く時にも一番力を入れている部分なのですが、Hシーンの女の子は顔が整ってなくてもいいと思うんです。
ぎゅっと目や口を閉じているのではなく、むしろ涙や涎でぐしゃぐしゃになって、だらしなく舌を出していたり、快楽の真っ只中にいる女の子には余裕のない表情をしていてほしいのです。
キャラの性格やプレイ内容にもよりますが、Mっ気のある子だったらHでだらしない姿を見せてくれるのは嬉しいですね。
『リアライブ』でも許される限りのヒロインのとろっとろなだらしない表情を描きたいと思っています。

あとこだわりとは違うかもしれませんが、咲月も歌夜もパイパンです。
私は個人的に陰毛ありの方が好きなのですが、克さんのヒロインが陰毛ありだったことと、
歌夜は見た目がロリっ娘なので陰毛ない方がそれらしいかな…とか
咲月はマメな子だから陰毛処理で毛が下着からはみ出ないように整えてるけど不器用なところもあるから失敗して結局全部剃ることになってそうかな…とか
いろんなことを考えてパイパンになりました。


<4:まとめ>


私が普段描いているエロ漫画(特に同人)は良くも悪くもかなり独りよがりな作品になるのですが、美少女ゲームはCGだけを見てもシチュエーション(シナリオ)、原画、塗り、背景、と多くの人が関わるので、それが許されない世界なんですよね。
ただ、世界観を壊さないようにと自分の良さを殺してしまっては駄目ですし、いろんな人で一つの世界観を作りつつ、その中でどれだけ自身の良さを出せるか、というのが難しいところだなと思いました。

慣れないところは多々ありますが、『リアライブ』の原画担当として、いいと思っていただけるように精一杯頑張ります。