第2回 ディレクター 湯



<0:はじめに>


皆さんはじめまして、あるいはご無沙汰しています。
約一年半ぶりの登場となりますディレクターの湯です。
この「リアライブ開発コラム」では——

「『リアライブ』ってどんな作品なの?」
「どんなスタッフが、どんな想いで作っているの?」

——など、『アマツツミ』『アオイトリ』に続き、本作『リアライブ』についてユーザーの
皆さんが知りたいと思うような情報を、今回もこのコーナーから発信できればと
考えています。
そこで、ディレクターの私、ライターさんや原画家さん、その他部署のスタッフの
こだわりや生の声などを、作品の紹介とともにお届けする予定です。

過去の開発コラムと趣旨は変わっていませんが、ユーザーの皆さんに『リアライブ』を
よく知っていただき、皆さんの趣向に合っているのかどうかのご確認をされた上で、
ご購入の判断材料にしていただくのが私たちは最も重要だと考えていますので、
前2作から引き続きこの開発コラムを掲載しています。

ですので、この開発コラムを読まれて「買わない」というご判断をされるのも良いと
思いますので、皆さんのご購入検討のお力になれれば幸いです。
もちろん、買っていただけましたらこれに勝る喜びはありません!(笑)


<1:『リアライブ』のスタッフは?>


本作『リアライブ』は、前々作『アマツツミ』と前作『アオイトリ』から作風を
ガラッと変えています。
『アマツツミ』『アオイトリ』は企画・シナリオの御影さんの統一したコンセプト
で連作となっていましたが、『リアライブ』ではまた別のアプローチで新しく
チャレンジするという意図で、ユーザーの皆さんからも評価が高かった
『初恋サクラメント』のなかひろさんに企画をお願いいたしました。

なかひろさんにも開発コラムを書いていただいていますので、詳しくはそちらを
ご覧いただきたいと思いますが、『リアライブ』は“王道”を目指して制作しており、
グランドルートにちょっとした工夫も凝らすなど本作ならではの“仕掛け”も
ありますので、中の人的にはこの驚きを皆さんに是非ご体験いただきたいと
思っています。

また、キャラデザ・原画はおなじみ克さんと、新しくむちゃさんにご担当いただきました。
むちゃさんはパープルソフトウェアでは初となりますが、克さんと同じくエロティックで
肉感的な絵が魅力の実力派の方ですので、HCGについても非常に力を入れて
描いていただいています。
HCGについては順次公開していきますので、今後の更新にご期待ください!


<2:『リアライブ』ってどんな作品?>


それでは、『リアライブ』とは一体どんな作品なのか?ということですが、
本日から公開している『リアライブ』の公式サイトで、物語のあらすじや
キャラクターなど基本的なことは紹介していますし、なによりも体験版を
プレイされましたらご理解いただけると思いますので、ここではそれ以外の
ことを補足したいと思います。

虚構の壁を越える、想いが繋ぐADV『リアライブ』は、主人公の朝霧千隼が
「アライブ」という謎のアプリを手に入れて物語が大きく動き始めます。
千隼は「アライブ」をプレイし仲間とともにミッションをクリアしていくうちに、
ヒロインたちの悩みを知り、千隼自身の過去にも向き合うことになります…と、
ここまで書くと普通の学園モノっぽい感じに見えますが、これこそが今回、
私たちが目指している“王道の物語”を構築するために必要なプロセスと
なっています。

“王道”というのは、ある意味、パターンとして普遍的なものでもあるため、
サプライズやユーザの裏をかく作品が少なくない昨今では忌避される傾向も
ありますが、王道に至るまでの過程をしっかりと描き、物語の伏線を最後に
すべて収束させることができれば、それは大きな“カタルシス”となります。

私たちはこの“カタルシス”こそが、PCゲームというAVGに特化した
エンターテインメントで最重要だと考えており、『リアライブ』ではグランドルート
をクリアした際に“最大のカタルシス”を感じられるような物語構造になって
いますので、今回私たちが目指した奇をてらわない“王道の物語”を
多くの方々にご体験いただきたいなぁと思っています。

あと、余談ですが、本作タイトルが『リアライブ』、作品内に登場するアプリが
「アライブ」となっているのは偶然でも何でもなく、物語上、必然的なネーミングと
なっているのですが…おっと、これはちょっと話しすぎたかもしれませんね(笑)


<3:『リアライブ』のHシーンとシナリオ容量>


過去のコラムでも触れていましたが、皆さんも気になるであろうHシーンの回数と
シナリオ容量についてもお話しておきます。

今現在も開発中ですので、確定ではないのですが、Hシーンは約20回、シナリオは
“共通ルート+5ヒロイン+α”で2M超えと、『アマツツミ』『アオイトリ』とほぼ同様の
作品ボリュームになっています。
特にHシーンについては、今回もHにこだわりのある克さん主導で制作していますので、
ファンの方は今後公開する克さんのコラムやHCG、Hシーンあり体験版などにご期待
いただきたいと思っています。

また、シナリオ容量が2M超えということについては、現状、これ以下だと短すぎ、
これ以上だと長すぎるという判断の下、本作もこのボリューム感にしています。
実際、今のユーザーさんの余暇時間を考えますと、数十時間という長時間の
プレイをしていただくのは現実的ではないと思いますし、程よいプレイ時間の中で
“最高の満足度”をご提供することこそが、今のPCゲームの在り方ではないかと
私たちは考えています。
これはほぼ同ボリュームである『アマツツミ』『アオイトリ』をプレイされた方には
ご納得いただける話だと思っています。

あと、これもお話しておく必要があるのですが、本作『リアライブ』では、『アマツツミ』と
『アオイトリ』であったような“最速のHシーン”というのはありません。
これは別にHシーンに力を入れていないというわけではなく、『リアライブ』では物語の
流れに沿って自然なかたちでHシーンを入れていますので、その分、各ヒロインとの
仲が深くなったベストなタイミングで、そのシチュエーションにマッチングしたイチャラブな
Hシーンをご用意しているからです。

もちろん、前述の通り、本作もHシーンは特に注力していますので、その点は
過去作同様ご安心いただけましたらと思っています!


<4:『リアライブ』の体験版について>


色々とお話させていただきましたが、何はともあれ、少しでも『リアライブ』に
興味を惹かれた方は是非とも体験版をプレイしていただきたいと思います!

今回も体験版は複数回での公開となり、

・体験版第1弾として「プロローグ」を全部
・体験版第2弾として「プロローグ〜共通ルート途中まで+Hシーン」

を予定しています。

本日から公開中の体験版第1弾はプロローグまるまる全部となり、これを
プレイすれば、『リアライブ』が一体どういう方向性の作品なのかお分かり
いただけると思います。

Hシーンありの体験版第2弾は、プロローグと共通ルートの途中まで、
それにプラスしてHシーンを抜粋して収録する予定です。
共通ルートが途中までなのは、共通ルート自体がボリュームがあるため、
区切りの良いところ——先が気になるところとも言います(笑)までにしています。
現在のところ、体験版第2弾は来年1月中には公開できる目処で進めており、
こちらは進捗が分かり次第、ツイッターなどでお知らせをいたしますので、
もうちょっと待ってくださいね。


<5:『リアライブ』の特典について>


今回のコラムでは各種特典についても触れておきたいと思います。

まず、本作の同梱特典として「リアライブ サウンドトラック」が付いてきます。
これは、橋本みゆきさんが歌うOP主題歌「i:¥drive」と、挿入歌+ED主題歌
+ゲーム中のBGMを全曲収録した過去作と同じ豪華仕様となっています。
毎回サントラを同梱している理由は、ユーザーの皆さんからのご要望が高い
という点と、ゲームを演出する上で音楽は非常に重要な要素であるため、
ゲームクリア後にBGMを聴くと、そのシーンが脳内で甦るということが
クリア後の心地よい余韻となり、作品の世界観をより長く堪能できることに
繋がりますので、そこまで含めて作品をお愉しみいただければ…と考えて
いるためです。

それからご予約したその場で先着でもらえる早期予約特典の
「描き下ろし複製サイン色紙」ですが、これは克さんがギリギリまで
超こだわった絵柄となっています。
一体どこに超こだわったのか?については実際にご覧いただけましたら
お分かりいただけますので、特典が無くなる前にお早めにゲットして
いただければと思います!

最後に店舗特典ですが、今回も原画のお二人に頑張っていただいて、
多数の描き下ろし特典をご用意させていただきました。
どれもヒロインたちのエロかわいさに力を入れて描いていただきましたので、
是非ともお好きなヒロイン、お気に入りの絵柄のお店でご予約くださいませ!!