ディレクター 小梅蓮



<挨拶>


ご無沙汰しております。
「ムーン・ゴースト」でディレクターを担当しております小梅蓮でございます。

本作はかなり前から動いていた企画なのですが本格始動し始めたのは
「クリミナルボーダー 2nd offence」が発売された頃あたりでしょうか。
まぁ……結構前から動いていた企画ということです!

私が過去担当したゲームは頻繁に「流血沙汰、殺傷、暴力、死亡」と何故かスプラッタなことが多いのですが、本作は安心してください。赤い血が流れることはございません。なぜなら登場人物に普通の人間いませんからね!ハハッ




冗談はさておき。

本作「ムーン・ゴースト」はビジュアルを見て頂いたら分かる通り、とても綺麗です。美しいです。尊いです。世界観とビジュアル、キャラの可愛さ美しさが凄いことになってます。
私のコラムでこの美しいビジュアルを語ることは語彙力不足で不可能ですので「ムーン・ゴースト」制作に参加して頂いたクリエイターさんたちに関して熱く語らせて頂ければと思います。
駄文ですが、もし宜しければお付き合いください。

作品の内容に関しては、前回のコラム「企画・シナリオ担当の御影先生」のを読んで頂ければ堪能できるかと思いますので、私のコラムを読む前に”必ず”ご確認ください。何なら私のは読まなくていいです。
↓前回の御影先生のコラム
https://www.purplesoftware.jp/products/mg/interview/01.html


<素晴らしいクリエイター紹介>


本作の魅力を語りたいのですが、語る力を持ってないので関わったクリエイターさんたちの魅力を私の主観も踏まえて勝手に伝えようと思います。


まず、企画・シナリオを担当して頂いた御影先生!

パープルソフトウェアでは「クロノクロック」「アマツツミ」「アオイトリ」「クナド国記」など
数多くのタイトルの企画・シナリオを担当して頂いております。

もちろん私も全作リアルタイムで予約・購入・プレイしていたタイトルになります!
1ファンだった私が一緒に制作できることの喜びを噛みしめながら制作しております。緊張もすごい。

そんな御影先生の企画・シナリオを私的に表現するなら「読みやすく深い」でしょうか。
キャラの掛け合いや舞台設定はキャッチーで親しみやすく、その中に深さを感じさせるのが本当に素晴らしいと感じております!
本作「ムーン・ゴースト」も何気ないセリフや地の文に深みを耳と脳と肌で感じ取って頂ければ嬉しいです。



そして原画・キャラデザ・SDを担当して頂いたすこやかグミ先生!

キャラクターとギャラリー見ましたか皆さん!!!

超可愛い。めちゃくちゃ綺麗で可愛いです。そしてエッッッッなシーンはかなり妖艶でございます。
好きなキャラやCGを勝手に語ろうと思うのですが、やっぱりダアト(少女)と姫子ですね!幼い雰囲気あるキャラが何故か不思議といつも大好きになるのですがダアト姫子は最高です。
店舗特典で”唯一”脱がされたダアトを見てください!!!超可愛いし個人的にちょうど良いサイズですね。
残念ながら姫子は脱がないのですが、代わりにダアトとビナーの肌を堪能できる本編になっておりますので楽しみにしといてください!

そして本作のメインヒロインにあたるビナー。お姉さん枠でありメイドでありエロ枠でもありボケ担当でもあります。色々担当しすぎな感じがしますがビナー本人は絶対喜びそう
すこやかグミ先生が描くビナーの笑顔。これが本当に最高です。様々な笑顔の種類を描かれておりますので色んな笑顔に注目してプレイしてほしいです!

あとは人類代表のデザイン。服装や表情が本当に素敵。ラフを見た時から素晴らしいデザインに人知れず感動しておりました。

余談ですが私がプライベートで唯一しているソシャゲのイラストをよく描かれているのですが、めちゃくちゃエロくて最高ですよね。推しのロリキャラがアップされる日を永遠に待ち続けております。



そして本作には絶対欠かせない重要な背景デザインを担当して頂いた杉87先生!

月が舞台で、花畑の庭園と桜があって、見上げれば地球がある背景
この情報であそこまで綺麗で美しく描けるの凄すぎません?ラフが上がり、完成が届くたびに震えておりました。

いわゆる「立ち絵背景」と呼ばれる背景は全て担当して頂いたのですが、木材の廊下の温かみ、宇宙空間の冷たさ、礼拝堂の厳かな雰囲気。
全てを背景から感じ取ることができる圧倒的なクオリティの背景を制作して頂きました。凄すぎます……!
背景に関しては特に見る機会が多いタイトルになると思いますので、皆さん是非自分の目で見て確かめてください!


<担当頂いた声優さん>


まずキャスティングに関してですが、いくつかの候補を上げつつ、制作スタッフ全員で話し合って決めました。
いわゆる「指名」という訳ですね。オーディションではございません。ちなみに人生で一度ぐらいオーディションで決めてみたいと密かに思っております。

たくさんの話し合いの結果現在公開されている声優さんになりました。そして全収録が終えており、私は全ての収録に立ち合ってきました。
私の主観となりますが、その声優さんに関するお話を少しさせてください。


・ダアト役:鶴屋春人様
声の使い分けが3パターンある凄い役を担当して頂きました。本当にありがとうございます。
ロリ系・イケメン青年・中性的と1キャラで3パターンを使い分けるお姿を見聞きして感動いたしました!
ダアト青年かっこよすぎます。

個人的にダアト(少女)が驚いた時のセリフがかなり好きでしたので、皆様も聞いてみてください。


・ビナー役:月野きいろ様
ビナーの安心感を見事に演じて頂きました。綺麗であり可愛くもあり面白くもありエロいビナー。
ひとつひとつのセリフに魂を乗せて頂いたのが音声から伝わりました。
何気にパープルソフトウェア作品は初参加ということなので新しい風を感じて頂ければと思います!

口癖?まではいかないのですが本編で数回聞ける「あら~」というセリフの一つ一つがとても素敵です。これも皆さん聞きましょう。


・人類代表役:秋野花様
本当に、本当に、大変なセリフが多い人類代表をかなり上手に演じて頂きました!
設定から存在まで全てが特殊なキャラですが、ちょっとしたお茶目な雰囲気まで本当にお見事でした。
パープルソフトウェア的にはかなり常連声優さんというイメージですよね。安心感抜群です。


・マリア役:水城すい様
フランス人、性格もサバサバ、年齢もしっかりしてる幽霊役
新人声優さんということでしたが本作の世界観を上手に出して頂きました!
ちょっとした癒し枠だと勝手に思ってるのでそのあたりも本編で楽しんで頂きたいです。


・姫子役:東雲りあ様
可愛くてカッコいい日本人の少女を演じて頂きました!
シーンや掛け合いのキャラ事に少し変わる姫子の演技分けが非常にお上手でございました。
姫子がニヤニヤしているセリフがあるのですが、これが最高に愛らしいんですわ!


ざっくりとですが、主要キャスト皆様について勝手に語らせて頂きました。
本作は主人公含め完全フルボイスでございますので、他にもモブが複数登場いたします。
もちろんモブを担当して頂いた声優様も本当に素敵な演技でございました!

クリミナルボーダーから一緒に制作をして頂いたエンジニア様、音響様の協力もあり素敵な音声が収録できたと自負しております。
私の文章では語り切れないボイスの良さが本作にはたくさんございますので、最後まで音声周りも楽しんで頂ければありがたいです!


<主題歌について>


本作の主題歌を歌唱して頂いたのは「紫咲ほたる」様!
パープルソフトウェア作品の歌唱を担当するのは今回が初めてとなります。

曲名は「葬送の旋律」

作詞は安定の石川代表!
作編曲は大変いつもお世話になっております山口たこ先生!

前作とは雰囲気も大きく変わった楽曲となっております。透き通った綺麗な歌声で奏でる美しいメロディラインとコーラス。
正直凄すぎて何が起きてるのか分からないです。プロの解説求む。

歌唱収録現場の方に立ち合いましたが本当に素敵な歌声でずっと「ムーン・ゴースト」の旋律を奏でて頂きました。
本当にありがとうございました。


<ゲーム内の画面に関して>


最後に少しだけ本作のゲーム内の画面作りについてお話させてください。
私が担当した前作のクリミナルボーダーでは主人公との距離感を意識して表示等演出をしていたのですが、本作は完全に異なります。


「ムーン・ゴースト」のプレイ画面 ※画像は開発中のものです

まず主人公ダアトが8割ぐらいの確率で画面内に表示されております。何故ならダアトもヒロインの一人だからです。
従って少し引き気味の表示が多くなってしまいます。
ただ、私個人の考えがございまして

「ガチ恋距離顔面アップの立ち絵大好き」

というものです。
こんなに可愛い顔をしてるのに引きで見続けるのはあまりにももったいないので要所要所で顔のアップがございます。
単純に演出としてずっと引きの画面だと単調という理由もありますが笑


はい可愛い。最高 ※画像は開発中のものです

本作をプレイする上で全く意識する必要はございませんが、ほんの少しでも幸せな気持ちになって頂ければ嬉しいです。


<最後に>


本来ならもっともっと語りたい項目がたくさんあるのですが、一旦ここまでとさせて頂ければと思います。
公開されましたOPムービーについても語りたいですが、今はまだその時ではない気がしております。
発売後にでもネタバレ含めて色々書きたいなぁと今この瞬間は思っております笑

このような駄文にお付き合い頂きありがとうございました。
マスターアップまで毎日制作頑張っておりますので、無事に発売されることを祈ってお待ち頂ければ幸いです。

それではまたいつかどこかでお会いしましょう。